夢女日記

今日も元気に夢見てる

そしてバカだと笑ってほしい。

模擬問題を解いて、解けなかった単元は教科書を見直して、問題集を解いてを繰り返す。
ただそれだけで、不安は募っていく。
ある程度の問題は解ける用にはなったけれど、実際には私の実力はついているのだろうか。
本当は、この問題は解答方法を覚えているだけで、応用力は全くないのではないか。
そんな不安ばかりが募っていく。




ふと気になることがあって、リアルアカウントを起動させようとしたけれど、パスワードやらなんやらが変わったせいで入れない。
悲しいというより、もう本当にSNSでも金田さんとのつながりがなくなってああーってとりあえずなった。
といっても、別のアカウントから見なおせればいいだけの話だけれど。
ちょっと興味が戻って、アカウント名とIDを打ち込むとやっぱり金田さんはいつものかっこいい写真と共に出てきて。
ツイートを見てみるけれど、これと言って目立った更新は何一つとしてなかった。




ライブしますという宣言をリツイートしているだけ。
本人のつぶやきは何一つとしてない。
これじゃあ、生きているのか死んでいるのか実際、よくわからない。




新しい朝を迎えたというのに、気分はすぐれない。
今日は今日だってやることがたくさんあるのに、心は動いてくれない。
はあ、だかふうだかひどいため息をついて勉強机に向かうけれど、内心は色々な感情で埋め尽くされている。




試験、どうしよう
金田さん、どうしよう
ここの荷物、どうしよう。
私の人生ここから、どうしよう。




うだうだ悩んでいても、苦しんでいても仕方がないというのに、浮かんでは消える。
そして生まれていく。そういった負の感情が重なり合って苦しいけれど、仕方がない。




シャープペンシルを手に取る。
問題集をめくる。見慣れたそれはもはや手を動かさなくとも複雑な計算は覚えてしまっていて、この行為に意味があるのかと問い続けている。
だからと言って、今の時期から新しい問題集に手を出すのもいかがなものか。
ともはっきり言って思うのだ。




ぴこん!と威勢のいい電子音が鳴り響いて、思わず手に取った。
もしかすれば、とかそんなよこしまな思いがあったのかもしれない。
高まった心を静めて、画面を見ればそこに刻まれていたのは。
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